肉料理は、下準備や味付けがいろいろ大変だから面倒くさくてあまり作りたくないという人も多いかもしれません。
一見、手の込んだように見える肉料理もレシピを見れば意外と手軽に作れるメニューがいろいろあります。
毎日のメニューにはもちろん、ちょっと豪華なパーティーシーンにもおすすめの簡単肉料理をご紹介します。料理が苦手という人も、このレシピで作れば料理上手をにおわせることができるかもしれませんよ。
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簡単なのに本格的!ビーフシチュー
作り方は簡単なのに、本格的な味が楽しめるビーフシチューのレシピをご紹介します。自分でルーから作るからこそ、味の調節ができて自分好みの味にすることができます。
<材料> 4~5人分
牛スジ肉 500g
ニンジン 大1本
玉ねぎ 中2個
ジャガイモ 中1個
きのこ 1パック
ブロッコリー 1株
バター 30g
水、赤ワイン 各400cc
固形コンソメ 2個
・デミグラスソース
☆バター 60g
☆薄力粉 大さじ6
☆水 450cc
☆ケチャップ、ウスターソース、赤ワイン 各大さじ9
☆固形コンソメ 2個
☆チョコ 2片ほど
<作り方>
1.デミグラスソースを作ります。ケチャップ、ウスターソース、赤ワインを混ぜておきましょう。鍋を中火にかけバターを溶かし薄力粉を入れてダマがなくなるまで混ぜます。
ときどき混ぜながら様子をみて、茶色くなってきたら火を止めて水と固形コンソメを入れて混ぜ合わせ、合わせておいたケチャップなどをいれて強火にかけましょう。
ときどき焦げないよう混ぜることを忘れずに。濃い茶色になってきたら、チョコを少しずつ入れて味を調節します。
2.牛すじ肉はひと口大に切って塩コショウをかけ、野菜類はそれぞれ食べやすい大きさにカットしましょう。
3.圧力鍋にバターを入れて牛すじ肉を入れて色が変わるまで炒めます。
4.野菜類も鍋にいれさっと炒めましょう。
5.脂が全体にまわったら、水、赤ワイン、固形コンソメを入れてふたをし、煮込みます。
6.1で作ったソースを入れて鍋底を焦がさないように煮詰めていき、好みの味に調節すれば完成です。
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フライパンで作るお手軽ローストビーフ
焼き加減が難しいローストビーフ。フライパンで作ることで、オーブンで焼くよりも柔らかく簡単に作れます。おもてなしや、クリスマス、誕生日などイベントの食卓にぴったりです。
<材料> 3~4人分
牛もも肉かたまり 300g
塩、ブラックペッパー、にんにく(すりおろし) 少々
☆醤油、ウスターソース、酒 各100ml
<作り方>
1.牛肉をたこ糸で縛り、塩、ブラックペッパー、にんにくをすり込んで常温でしばらく置きます。(15~30分)
2.フライパンを熱し、サラダ油大さじ1を入れ、肉を焼きます。全体的にこんがりと焼き色がつくまでじっくり焼きましょう。
3.鍋に☆を入れて、こんがり焼き色のついた牛肉を入れ、火をつけます。煮汁が沸騰してから5分間、転がしながら煮ます。
4.火を止めて、鍋の中に入れたまま冷ましましょう。冷めるまで、何度か転がすとまんべんなく味が染みわたります。
5.冷めてから薄くカットし、お皿に盛って完成です。甘いタレが好きなときには、酒の分量を減らしたり、みりんに変えたりして調節してみてください。
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トロトロで柔らかい角煮の簡単レシピ
角煮は、しっかり煮込まないと味が染み込まないし手がかかる料理だというイメージがある人も多いかもしれません。
今回は、そんなイメージを覆すような圧力鍋も使わないお手軽レシピをご紹介します。冷凍もできるので、常備菜としても活躍するメニューですよ。
<材料> 3~4人分
豚バラ肉 500g
★水 400cc
★料理酒 200cc
☆醤油 100cc
☆しょうが チューブ3cm程度
☆みりん 50cc
☆砂糖 大さじ3
水溶き片栗粉 適量
<作り方>
1.フライパンで、豚バラ肉の全面にこんがり焼き色がつくくらい焼きます。
2.好みの厚さにカットし、鍋に並べて★をいれて落し蓋をして煮込みましょう。
3.煮汁が沸騰したら10分程そのまま煮込み、火を止めて冷まします。冷めると脂が白く固まるので余分な脂を取り除きましょう。
4.再度火にかけ、☆の調味料をすべて入れて煮込みます。沸騰するまで強火、沸騰後は弱火から中火で煮汁が1/4になるくらいまで火にかけておきましょう。
ときどき上から煮汁をかけたり肉を転がしたりして、表面が乾燥しないようにするのがポイント。
5.全体にとろみがついてきたら完成です。時間がないときには、4で15分ほど煮込んだあとに水溶き片栗粉を入れると煮込む時間を短縮できますよ。
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フライパンだけ!簡単ローストチキン
クリスマスの定番メニュー、ローストチキン。作るのは面倒くさそうだからお惣菜で買ってくるという人も多いかもしれません。
でも、レシピを見ると意外と簡単に作れるメニューなのです。ひと手間かけたように見える本格ローストチキンに挑戦してみませんか?
<材料> 2人分
骨付き鶏もも肉 2本
☆砂糖 大さじ2.5~3
☆みりん、醤油 各50cc
サラダ油 適量
<作り方>
1.ボールに☆の材料を混ぜ合わせておきます。
2.フライパンか鍋に油をひいて、白い煙が出る寸前まで火にかけ、鶏肉の皮のほうを下にしてフライパンに並べましょう。
火は強めの弱火くらいにして、ふたをして蒸し焼きにします。鶏肉の大きさや火加減によって変わりますが、だいたい7~10分程度。
3.鶏肉の皮にやや焼き色がついたらひっくり返します。再度ふたをして3~5分蒸し焼きに。
4.ふたをあけ、余分な脂が出ているときにはキッチンペーパーなどで拭き取ります。1であわせておいた調味料をさっと混ぜて一気に入れましょう。火は、弱めの中火くらい。
5.鶏肉をときどきひっくり返しながら煮詰め、全体に味を染み込ませれば完成です。
6.5のときに煮詰めれば煮詰めるほどおいしくなりますが、焦がさないように注意しましょう。前日に作り置きして、レンジで温めてもおいしく食べることができます。
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しっとりおいしい簡単鶏ハムレシピ
初めてでも簡単に作れるお手軽肉料理レシピ、鶏ハム。脂肪が少なく淡泊な味わいが特徴のむね肉を使うので、健康的なメニューです。
メインにはもちろん、サラダなどサイドメニューにもぴったり。作り置きもできるので、一気にたくさん作っておけば、メニューに困ったときにも助けてもらえます。
<材料>
鶏むね肉 1枚
砂糖 大さじ1
塩 小さじ1
ブラックペッパー 適量
<作り方>
1.むね肉の皮を取り除いて、厚さが均一になるよう包丁で切り込みを入れます。
2.片面ずつ砂糖、塩の順にすり込んでいきます。
3.平たいままでラップに包み冷蔵庫に入れ2時間~半日程度寝かせましょう。
4.流水で全体を洗い流し、キッチンペーパーなどで水気を取り、ブラックペッパーをふりかけます。ふりかけた面が内側になるようにきつめにくるくると巻いていきます。
5.ラップで包み、両端を輪ゴムでとめてキャンディのような形を作りましょう。ラップの中で肉が崩れないようにしっかりと詰めて巻いて包みます。
7.沸騰したたっぷりのお湯に入れ、30秒程度放置したら、火をとめてふたをしたままで自然に冷めるまで待ち、お湯が完全に冷めたら完成です。
ブラックペッパーのかわりにハーブ類を使ってもおいしくできますよ。
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マメ知識でさらにおいしい肉料理を
おいしい肉料理を作るには、下準備の方法や正しい肉の選び方などちょっとした豆知識を持っていることも大切です。
スーパーでも購入できる身近な牛肉、豚肉、鶏肉の特徴をご紹介します。
牛肉
牛肉は、鉄分が多く含まれ、免疫機能の維持が期待できます。サーロインやヒレはステーキがおすすめ。柔らかいももやロースはすき焼きやしゃぶしゃぶ、炒め物に適しています。
牛肉は鮮度が落ちてくると赤身部分がやや黒ずんでくるため鮮やかな明るい色のものや、脂肪の色が白いものを選びましょう。
調理前には、脂身と肉の間にある筋に数カ所切り込みを入れる筋切りをすれば、焼いた際に縮むのを防ぐことができます。
豚肉
幅広い料理に使え、家庭での消費量も多いのが豚肉です。ビタミンBが豊富に含まれており疲労回復効果を期待できます。
豚肉の部位の中でも柔らかいヒレ肉は揚げ物にぴったり。ややかための肩ロースは、うま味成分が多く含まれているのでしょうが焼きなど炒め物におすすめです。
なるべくピンク色で赤身と脂身がきめ細かく弾力があるものを選びましょう。余分な水分は臭みの原因となるのでクッキングペーパーで拭き取ってから調理してくださいね。
調理前の下準備は、牛肉と同様に筋切りと余分な脂身を取り除いておきましょう。
鶏肉
あっさりしていて栄養価が高いのが鶏肉の特徴といえます。
適度に脂肪のあるももは照り焼きや唐揚げにぴったり。脂肪が少なく淡泊な味わいの胸肉やささ身はソテーや煮物に適しています。
肉汁が少なく、肉の厚みがあり締まっているものを選びましょう。肉からはみ出している皮や黄色い脂身、筋や軟骨などは取り除きます。
包丁で肉全体をやさしくたたいて筋切りを行いましょう。
簡単レシピの肉料理で食卓を豪華に
完成品はひと手間かけたように見える料理でも、レシピは意外と簡単というメニューはたくさんあります。
肉料理は、食卓を華やかにしてくれるので、おもてなしやパーティーのときにはもちろん、日常の食卓にもぜひ並べてみてくださいね。
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